【右】シャム国皇帝戴冠式列席 万国仏教徒大会日本国代表 曹洞宗管長 大本山永平寺六十六世 日置黙仙禅師（勅号 明鑑道機禅師）書『至誠』
　　　『成蹊学園六十年史』84ページに写真掲載の日置黙仙禅師書『至誠』（大正6年3月 成蹊実務学校所蔵）とも　　　　　　　　　　　　
　　　「至」の筆跡が明らかに異なり年月の記載がない。そのため当時数枚存在した日置黙仙禅師書『至誠』のうちの1枚と考えられる。　　

【左】明星学苑長 東京帝国大学文学士 児玉九十の恩師　成蹊学園長 東京帝国大学文学士 中村春二　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　（　国文学者 御歌所寄人 中村秋香 御長男　東京帝国大学在学中 曹洞宗第一中学林（現在の世田谷学園）勤務　）　　
　　　東京府女子師範学校（現在の東京学芸大学）卒業・東京女子高等師範学校（現在のお茶の水女子大学）卒業　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　成蹊女学校初代教務主任 児玉九十夫人 児玉ヒサ（大正12年10月16日没）　　　　　　　　　　　　　
　　（ 学習院教員 慶應義塾大学部講師 早稲田大学教授 文学博士中島泰蔵・女子学習院教授中島敏の姪・養子 歌人前田夕暮夫人繁子妹）　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　への想いと建学精神を表した　　　　　　　　　　　　　　　　
　　東洋音楽学校創立者 鈴木米次郎作曲『明星中学校 校歌』の一節「正義真理之殿堂は明星健児の学舎ぞ」を表現した児玉九十の書　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　鈴木米次郎は 東京高等師範学校附属尋常中学校 にて 中村春二の恩師であるため 明星中学校 校長 児玉九十 の学舎に相応しい曲を作曲した。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なお「正義真理之殿堂」の文言は 明星中学校 舎監 国語 岩河信義 教諭の作詞によるものである。
　　明星学苑長 児玉九十（東京都公安委員長歴任）が　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　二宮尊徳先生直弟子 第28代・第34代文部大臣 岡田良平　第26代 文部大臣・第9代 宮内大臣 一木喜徳郎 兄弟の父　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初代校長岡田良一郎 旧制静岡県立掛川中学校 明治37年〜明治41年在学当時に用いられていた　　
　　明治32年2月8日文部省令第3号（第3代大警視 警視総監・第2代海軍大臣・第14代文部大臣​・初代台湾総督 海軍大将 樺山資紀 時代の省令）
　　「中学校編制及設備規則」第八条「三　講堂」を念頭に『明星中学校 校歌』の一節「正義真理之殿堂」の「横書」でも　　　　　　　　　　
　「右から左」の「書」で書いた（昭和36年 明星高等学校工業科開設当時）と思われるが　明星学苑「講堂」掲出の銅板とも筆跡が異なる。